不育症でもどうにかこうにか〜30代共働き不妊治療日記〜

2020年12月不育症診断を受けた30代半ば女の日記です。

不育症と診断されるまで③(不育症検査再診〜結果)

2020.11月下旬に日本医科大学付属病院にて不育症検査を受けました。
二度目の血液検査(保険適用外)と、不育症検査の診断結果について書きます。


 

二度目の日本医科大(採血)

前回の通院の4日後(土曜日)に、二度目の血液検査を受けに日本医科大へ行きました。

8時から15時までにいけばいいとのことだったので
終わったらランチして帰る感じで12時過ぎ頃に行きました。

入口から入って再来受付機に診察カードを入れると
レシートが吐き出されます。

それを持って結果確認の日の予約をしに女性診療科へ。

というのも女性診療科窓口の電話は繋がりにくいため
(確かに繋がりにくかった)
来院したときに窓口で予約したほうが早いと
初診時に言われていたのです。

検査結果はある程度合間を置く必要がある為
一ヶ月弱後の12月後半木曜日に予約を取りました。

結果説明の日は夫は来れない旨を伝えると、染色体検査は本人しか聞けないので
委任状を、持ってくるように言われました。

その後前回と同じように採血室へ。二本採血。
今回は採血のみなのでそのまま計算窓口で明細書をもらい、
自動精算機で支払います。

金額は27,363円。採血本数が前回の3分の1なのに高い。。
さすが保険適応外。。

30分くらいの滞在時間でした。
少し歩いてコンビーフが有名らしい『千駄木腰塚』でコンビーフとフランクフルトを買って帰りました。


不育症検査結果

そして約一ヶ月後、午前半休を取って、不育症検査の結果を聞きに行きました。夫分の染色体検査結果を聞くための委任状も忘れずに。

予約を取っていたので待ち時間は30分くらいだった気がします。
診察室に入ると再び竹下先生。検査結果をパワポも混ぜつつ説明してくださいました。

  • 染色体検査は夫婦とも異常なし
  • 私の血液結果の数値二点に異常あり。『高リン脂質抗体症候群』が疑われる。

というものでした。

抗カルジオリビン抗体IgMの数値が高い

まず抗体の検査で高い数値が2つあるという説明がありました。
この数値が高いと本来敵を攻撃するはずの抗体が自分を攻撃してしまうそうです。

特に抗カルジオリビン抗体IgMの数値が高く、《8未満》が正常値であるところ私は《42》でした。

『99パーセンタイル値』というのがあり、
先生曰く「99人が同じ検査をしたら必ず一位になる数値」のことだそうです。

この抗カルジオリビン抗体IgMの場合『99パーセンタイル値は《9》』とのことです。

え、じゃあ私の《42》ってぶっちぎりじゃん。。
不育症以前に大丈夫なんかその数値。。私病気なの・・・?

抗PEIgG抗体の数値が少し高い

こちらも《0.300以下》であることが望ましいところ《0.4弱》とのことでした。
こちらも異常値ですが、少し高いだけなので
心配したほうがいいのは抗カルジオリビン抗体の方だそうです。

高リン脂質抗体症候群の「疑い」

不育症の場合、以下の条件にあてはまると
高リン脂質抗体症候群と診断されるらしいです。

私は流産は2回、血液検査も一回のみなので、
高リン脂質抗体症候群と判定はできないが、
数値が明らかに高いので、
間隔をおいたとしても数値は陽性となる可能性が高い。

高リン脂質抗体症候群に対するのと同じ処置をしていくとのことでした。


【高リン脂質抗体症候群の条件(不育症のケース)】

  • 以下①〜③のいずれかにあてはまり

 ①妊娠10週以降で、他に原因のない胎児の死亡
 ②(i)子癇、重症の妊娠高血圧腎症(子癇前症)
   (ii)胎盤機能不全による妊娠34週以前の胎児の早産
 ③3回以上つづけての、妊娠10週以前の流産

  • かつ、抗カルジオリビン抗体等の抗体検査で12週間以上の間隔をおいて2回以上陽性

詳しくはこちら参照


先生「つまり、保険外での治療になります(申し訳無さそうに)」
「はあ(でも条件のためにあと一回流産・・・的な発想にはなりませんね。。)」

治療の方針

続いて、治療の方針を説明されました。

妊娠したら、「アスピリンの錠剤を飲む」「朝と夕方ヘパリンの注射を打つ(お産まで)」
高リン脂質抗体症候群が血が固まりやすい、血栓ができやすい(こわー)ものらしいので、
アスピリンもヘパリンも血液サラサラにする系の薬らしいです。

注射自分で打つんですって!ひえーー。。

アスピリンやヘパリンは日本医科大でなくても処方されるので、妊娠後は自宅近場の病院に通う方もいるようです。
ただ、妊娠~いつまで処方するかの方針が病院によって違うとのこと。

先生「どこに住んでるんでしたっけ」
「○○」
先生「○○か~~~」
「(あ、よくない場所なんですね)」

妊娠したら日本医科大に通うことになりそうだな。もともとそのつもりだったからいいかな。
次に妊娠反応が出たら日本医科大に電話することになりました。

日々の生活は大丈夫なの?

「原因は私の体質なのでしょうか?」
先生「残念ながら原因はわかっていないのです」
「日頃の生活で食べ物とか気をつけることありますか?」
先生「DHAとかオメガ3系の食べ物やサプリなんかがいいんじゃないですかね。あとは適度な運動です」
「ありがとうございます」

オメガ3系って聞いたことあるけどあとでしらべよ・・・
ということでこの日の診察は終わりました。

お会計して薬をもらう

妊娠したら(いつになるかわからんが・・・)飲むアスピリンは今日処方されるとのことで
先に会計窓口へ、この日は、自動精算機ではなく窓口での支払いでした。

金額:3,420円

会計後お薬窓口でアスピリンを受け取り、そのまま会社に行きました。

思ったこと

ホッとした

結婚後タイミング法から始まり人工授精・体外/顕微授精と
3年かけてステップアップしていった身としては
やっと原因がわかったことにまずはホッとしました。

お腹冷やしちゃったり、葉酸のみ忘れちゃったり、
仕事で無理しちゃったり、ああいうのがいけなかったのかなと毎回思うものなので。
でもそうじゃなかったんだ、他の原因があったのだなと。

一方で辛い部分も

一方で、3年の夫婦の不妊治療の日々は空虚な暗い空間に向けて弾を打ってるような感じで、
なんの意味もなかったのだなと、思ってしまいそうになりました。
本当はそうじゃないんだけど、それはわかるんだけど、空虚な暗い空間を感じてしまいました。
まああんまり考えすぎないほうがいいやつ。これは。

今まで通りのスタンス『たんたんと言われたことをやる』。で今後もいきたいと思います。

生活改善しなきゃな・・・

あとカルジオリビンさんの数値の高さにびびりました。
とにかく、血液サラサラ生活しないとやばいんだなーと。こってりがっつり好きな身としてはキツイです。
あとは適度な運動、、リングフィットでいいですか??

「不育症と診断されるまで」の話は今回で終わりです。
次からは別のこと書こうと思います。
最後まで読んでくださった方ありがとうございました!