不育症でもどうにかこうにか〜30代共働き不妊治療日記〜

2020年12月不育症診断を受けた30代半ば女の日記です。

テレワークとワーママ(時短勤務のスタンスの変化)

あけましておめでとうございます。
さて、まだ産んでもいないのに突然のワーママ話です。

 

コロナ禍を経てテレワークを導入したり、制度を強化したりする企業はとても多かったと思います。

 

といっても全国的には今25%の実施率なのですね。
prtimes.jp

 

私が勤務している会社でもコロナ前から月数回のテレワークが認められていましたが
コロナ禍は回数制限が撤廃され、業務推進ができる範囲での出社率になるよう通達を受けています。

コロナとそれによるテレワーク推進によって、
弊社のようなテレワークガンバルゾ系に舵を切った企業の従業員の働くかたちは一年で大きく変容し、
社員それぞれがどう働くか考える一年だったかと思います。
通勤時間なくなるのはいいけど、やりづらいこと、結構あるよね!!

でも、その中でもワーママ(時短)たちの働き方について、すごく思うことがあるので言及したいと思います。

 

出社があたり前のころのワーママ(時短)

私の部はバックオフィス系なので、女性率が8割と高くワーママさんも数名います。
皆さん私にとってすげえ優秀で、尊敬する方々です。

出社するのが当たり前だった頃は皆さん
16時~17時はお迎え退社ラッシュで、バタバタと帰っていきました。
なので、彼女らに聞きたいことがあるときは、なるべく午前中や午後の早いタイミングで聞き終えることを
気をつけていたりしました。

 

残業できてしまう、テレワーク導入後のワーママ(時短)

ところが、テレワークの回数制限撤廃後、
彼女らのチャットのステータスが17時過ぎても「勤務中」であることが増えました。

また


9時~17時 「勤務」 

17時~20時「中断(お迎え・夕飯等)」 

20時~23時「勤務」

 

・・・みたいな働き方をしたりしています(弊社の制度上は可能)

 

そうなのです、今までは『保育園や学童のお迎え』で否応にもタイムリミットが決まっていた仕事が
テレワークで通勤時間が0&家でも仕事ができる☆により、
ワーママは『お迎え』後も物理的に仕事が可能になっ(てしまっ)たのです。

このことで「時短勤務者」なのに残業しているワーママが弊社では量産されることになりました。

 

時短勤務者が残業するのは違法ではない

時短勤務者が残業しているのは駄目なんじゃないの?と思う方もいるかも知れないですが、
残業すること自体は違法ではありません。(もちろん労基法内で)

会社は、
・3歳未満の子どもを育てる男女従業員が利用できる、
・必ず1日の所定労働時間を5時間45分~6時間 とすることを含む制度を作らなければならないとされています
両立支援のひろば


この制度を「利用できる」のは労働者側の権利ですが、この制度の利用者だから短時間勤務をしなければならないということではありません。労働者側の自由なわけです(※)。

 

 ※ただしその労働者が時短勤務申請とは別に、所定外労働制限・時間外労働制限・深夜労働制限の申請を出していたら別です。
  所定外労働制限申請を出している人が一定時間以上の労働をするとそれは法令違反になります。

 

労働時間のキャップをつけていたのは時短勤務制度そのものではなく保育園(学童)送り迎えだった

これまでは、仕事の好きな人も嫌いな人も、責任感で仕事している人もそうじゃない人も、
時短勤務者は保育園や学童のお迎えで強制的に帰らなければならなかったわけです。

それが、物理的にはお迎え後も勤務が可能になってしまったことにより

・責任感で仕事している人
・好きで仕事している人

は残業していくことになります。
うちのワーママでも2名こういう人がいます。時短勤務者じゃない人より労働時間が長い。

ここで重要なのは時短勤務者が「したくてしている残業」なのか「本当は配慮してほしいのにやむを得ずしている残業」なのかです。
え、時短がしたくて時短申請しているのでは??って思うかもしれないですが、
例えば「突発的な事象に対応するために申請してるだけの人」がいたりで、必ずしもいつも時短したい人だけではないんですよね。。

 

これから会社と時短勤務者に求められること

会社側に求められること「時短勤務者の意思に対する配慮」

先程時短勤務者が残業するのは違法ではないとありましたが、
労基署に聞いた先輩によると「違法ではないが、本当は時短したいのにその配慮がされていないケースはアウトになる」とのことです。

つまり会社は時短申請している人に対して残業をお願いしてもいいけど
ちゃんと「配慮」が必要ということですね。
本人の意志確認なしに、なし崩し的に仕事をぶっこんで本人の責任感頼みで残業させてくのはNGってことです。

時短勤務者側に求められること「自分の働き方を自分で決断すること」

一方これまで、時短制度そのものより、送り迎えという物理的なイベントでキャップをはめてきた
ワーママ(時短)の方は、自分の意志でキャップを嵌めたり、あえて外すという決断をし仕事を振られたときに「この期間は残業する」とか
自分で働き方を決めて意思表示をしていく必要があります。
テレワークだと余計に相手が好きで残業してるのか、やらされてるのか上からは心見えないしね。。

 

 

でも、、周りの残業しているワーママの話を聞くと意思表示と言っても複雑みたいです。

 


「もちろん時短がしたいから申請してるけど、残業はできる、でも会社には配慮してほしい、けど仕事は全うしたい、とはいっても残業するにも程度があるでしょ」

 

こういう気持ちなんかわかる気がします。でも制度の利用・不利用だけじゃ本人の内面は伝わりません。
だから、上司側が配慮する姿勢は大事だし、時短側も上司に意思伝えるの大事だと思います。


というわけで、私もいつかはワーママとして働きたいからいろいろ感じるところのあった一年でしたという話。


私はやる気があるようで少しない末端社員なので、時短制度とったら17時には切り上げたいな。。